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バイオハザード(Resident Evil)全作品完全まとめ【時系列・リメイク・映画解説】

バイオハザード(Resident Evil)シリーズの全ゲーム作品を時系列で詳しく解説。リメイク・リマスター、映画やCGアニメなど他メディア展開も網羅。最新作情報や今後の展望まで、初心者からファンまで必見の完全まとめです。

2025年9月16日
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バイオハザード(Resident Evil)全作品完全まとめ【時系列・リメイク・映画解説】

Resident Evilシリーズ全作品まとめ

Resident Evil(日本では「バイオハザード」として知られる)は、カプコンが手がけるサバイバルホラーの伝説的メディアフランチャイズです。このシリーズの中心は、ミュータントウイルスの発生と、主人公たちが製薬企業アンブレラ社やその他のバイオテロリズムの脅威と戦うという共通ストーリーラインで結ばれたビデオゲームにあります。第1作は1996年に発売され、2023年時点でシリーズ累計1億4600万本以上を販売。多くの続編、スピンオフ、リメイク、映像化作品へと拡大してきました。ここでは、Resident Evilの全作品を、ゲーム内の時系列(物語の流れ順)で紹介します。

メインシリーズ(ストーリー時系列順)

Resident Evilの主要作品と関連するエピソードは、物語の内部時系列で以下の順序に並びます。

  1. Resident Evil 0(2002)
    物語の最初を描く前日譚。1998年7月、S.T.A.R.S.新人隊員レベッカ・チェンバースと元中尉ビリー・コーエンが、アークレイ山中の列車とアンブレラ研究所で発生した事件を調査します。
  2. Resident Evil(リメイク2002)
    シリーズ第1作(1996年オリジナル)のリメイク。1998年7月、S.T.A.R.S.部隊のジル・バレンタインやクリス・レッドフィールドらがアンブレラの秘密に満ちた洋館でゾンビや生物兵器と対峙します。リメイク版のストーリーが正史とされています。
  3. Resident Evil: Outbreak(2003)/Outbreak File #2(2004)
    一般市民たちがラクーンシティでのゾンビ感染から生き延びる様子を描くスピンオフ。RE2・RE3と同時期(1998年秋)に起きたラクーンシティ危機を、異なる視点で体験できます。シリーズ初のオンライン協力プレイを採用。
  4. Resident Evil 2(1998)
    1998年9月末、ウイルス感染したラクーンシティが舞台。新米警官レオン・S・ケネディと兄を探すクレア・レッドフィールドが、Gウイルスによる怪物と戦いながら脱出を図ります。2019年には高評価のリメイクも発売。
  5. Resident Evil 3: Nemesis(1999)
    RE2と重なる時期(1998年9月24日~10月1日)に、ジル・バレンタインが新型B.O.W.「ネメシス」に追われながら街からの脱出を目指す。ラストではラクーンシティがウイルス封じ込めのため核攻撃で消滅します。
  6. Resident Evil: Survivor(2000)
    一人称視点のガンシューティングスピンオフ。ラクーンシティ崩壊後、主人公アーク・トンプソンがシーナ島のアンブレラ研究所で新たなウイルス災害と戦います。
  7. Resident Evil Code: Veronica(2000)
    クレアの物語が続きます。1998年冬、ヨーロッパのアンブレラ秘密基地・ロックフォート島で捕らえられたクレアと、後に救出に訪れるクリスが新たなウイルスと因縁のウェスカーに立ち向かいます。
  8. Resident Evil: Dead Aim(2003)
    2002年9月、アンブレラの工作員モーフィアスが占拠した豪華客船が舞台。米国政府のブルースと中国エージェントのフォンリンが新型T+Gウイルスに挑みます。
  9. Resident Evil: The Darkside Chronicles(2009)
    Wii用レールシューティング。RE2、Code: Veronicaの回想編と、2002年夏の新エピソード「Operation Javier」を収録。レオンとクラウザーが南米でバイオテロに直面します。
  10. Resident Evil: The Umbrella Chronicles(2007)
    RE0、RE1、RE3のダイジェストと、2003年2月にジルとクリスがアンブレラ壊滅を目指すオリジナルエピソードを収録。アンブレラ社の終焉を描きます。
  11. Resident Evil 4(2005)
    2004年、レオンが大統領の娘救出のためヨーロッパの村へ。ゾンビではなく寄生体「ラス・プラーガス」に感染した村人やカルト集団と戦います。2023年にはリメイク版も発売。
  12. Resident Evil: Revelations(2012)
    2005年が舞台。ジルとパーカーがクリスの捜索で廃船「クイーン・ゼノビア」へ。新たなウイルスT-アビスとヴェルトロ組織の陰謀に迫ります。
  13. Resident Evil 5(2009)
    2009年、架空のアフリカ・キジュジュで、BSAAのクリスとシェバがアンブレラの残党・ウェスカーとウロボロスウイルスの脅威に立ち向かいます。協力プレイ重視のアクション。
  14. Resident Evil: Revelations 2(2015)
    2011年2月、クレアとモイラが謎の組織に拉致され孤島で実験の餌食に。数ヶ月後、バリー・バートンが娘を救うべく島に上陸し、新たな脅威と少女ナタリアと出会います。
  15. Resident Evil 6(2012)
    2012~2013年、アメリカ・中国・東欧など世界各地で同時多発するバイオテロを描く大作。レオン、クリス、ジェイク(ウェスカーの息子)ら複数主人公の物語が交錯し、ネオアンブレラの陰謀が明かされます。
  16. Resident Evil: Umbrella Corps(2016)
    2012~2016年が舞台のマルチプレイヤーシューター。傭兵たちがアンブレラ関連の廃墟で訓練や戦闘を繰り広げるが、ストーリー性は薄くファンサービス的な作品です。
  17. Resident Evil 7: Biohazard(2017)
    2017年、シリーズの雰囲気を一新した一人称視点。主人公イーサン・ウィンターズが失踪した妻を捜しルイジアナの屋敷へ。ベイカー家の惨劇とカビ型生物兵器の恐怖が描かれます。ラストで新生アンブレラのクリスが登場。
  18. Resident Evil Village(2021)
    2021年2月、イーサンが誘拐された娘を救うためヨーロッパの村へ。村のカルト集団や4人のモンスターロード、母ミランダと戦い、メガミセリウムの謎に迫ります。2022年には16年後(2037年)が舞台のDLC「Shadows of Rose」も配信。

🎮 まとめ:2025年時点でResident Evil本編の時系列は1998年から2021年まで20年以上にわたり、ナンバリング0~8の8作品と主要スピンオフ(Code: Veronica、Revelations他)が一つの正史を形成しています。一部スピンオフ(Gaiden、Operation Raccoon City等)は非正史扱い。ゲームプレイ特化型(Mercenaries 3D、Resistance、Re:Verse等)はストーリーに含みません。

リメイクおよびリマスター作品

カプコンは自社の名作リメイクを得意とし、Resident Evilでも多くのリメイク・リマスターが登場しています。リメイクはグラフィックやシステムを一新した再構築版、リマスターはグラフィック向上や操作性改良が主な特徴です。主なリメイクは以下の通りです:

  • Resident Evil(リメイク2002):GameCube向けの初代リメイク。新エリアや敵、ストーリー要素が追加され、2015年にHDリマスターも登場。1998年の出来事の正史版とみなされています。
  • Resident Evil 2(リメイク2019):最新のREエンジンで再構築。肩越し視点、警察署やラクーンシティの再設計、キャラや物語の変更あり。オリジナル1998年版と一部設定が異なり、事実上別バージョン。
  • Resident Evil 3(リメイク2020):RE2リメイクの技術を活用。オリジナル(1999年)からカットや変更が多く、アクション重視。正史優先はあくまで1999年版。
  • Resident Evil 4(リメイク2023):最新グラフィックとやや深化したストーリー(登場人物の役割拡大など)、新システムを導入。オリジナル2005年版と細部が異なりつつも、矛盾しない新事実は正史補完として扱われます。

このほか、初代の「Director's Cut」(1997年)や「Deadly Silence」(2006年)、Code: Veronicaの「X」版(2001年)、Origins Collection(2015年)など過去作のリマスターや移植も豊富です。これらは基本的にオリジナルストーリーのまま、技術面のみの違いとなっています。

映画・その他メディア展開

Resident Evilの成功は多彩な映像化を生みました。ただし、映画化作品の多くはゲーム本編とは別の独立した世界観で展開します。以下、主な映像プロジェクトについて解説します。

  • ポール・W・S・アンダーソン監督の映画シリーズ(2002~2016):ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の6部作。洋館地下のハイブ事件から独自のキャラクター・展開へ発展し、ゲームとは異なる独自のラストを迎えます。
  • 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』(2021):RE1とRE2をベースにした新たな実写映画。キャラクター描写は原作寄りだが、ゲーム正史とは無関係。
  • CGアニメ作品(ゲーム正史に組み込まれる):
    • 「ディジェネレーション(2008)」:RE4直後、空港でのTウイルス事件をレオンとクレアが解決。
    • 「ダムネーション(2012)」:RE6直前、東欧での内戦とB.O.W.兵器をレオンが追う。
    • 「ヴェンデッタ(2017)」:RE6~7の間、クリス・レオン・レベッカがNYで新ウイルス事件に挑む。
    • 「インフィニット・ダークネス(2021)」:2006年、ホワイトハウスでの事件と陰謀をレオンとクレアが調査。
    • 「デスアイランド(2023)」:2015年、ジル・レオン・クリス・レベッカ・クレアがアルカトラズ島で新ウイルスと戦うクロスオーバー作品。
  • Netflixドラマ「Resident Evil」(2022):ウェスカーの子供たちとポストアポカリプス世界を描く独自ストーリー。ゲームや映画とは異なる解釈で、正史とはなりません。
  • その他日本独自展開:舞台劇(たとえば2015年の「Resident Evil: The Stage」は正史エピソード)、90年代のラジオドラマ、マンガや小説なども制作されています。多くは非正史扱いですが、ファンには貴重な補完要素となっています。

まとめ・今後の展開

Resident Evilフランチャイズは今も進化を続けています。2025年9月現在、最新の本編は「Resident Evil Village」(2021)ですが、次なる章も控えています。カプコンは第9作「Resident Evil: Requiem」を2026年2月27日にPC/現行機向けに発売予定。今作では30年ぶりにラクーンシティが舞台となり、FBI捜査官グレース・アシュクロフトが謎の連続殺人を追います。

シリーズは常に原点回帰と革新を繰り返し、ベテランから新規ファンまでを惹きつけています。現在、RE1~RE8の8本を中心に数多くの関連作があり、今後もアンブレラ社と人類のバイオ戦争の歴史は拡大していくことでしょう。

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